最終更新:2024/8/5
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【ははきたる。】 女性2。 元気なお母さんが大好きな羽白によるポメラニアンシリーズ(?)。 息子が連れて来た可愛い女子と、好きピのお母さんと楽しい女子会です。 有償版販売ページは
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。 【坂原 祐実(さかはらゆみ)】 妙齢の女性に年齢を聞いてはいけない(30代後半以上を想定) とても元気が良い坂原家のナンバーワン。保険の販売業をしている。 息子を少女漫画のヒーローのように育てた敏腕ママ。 二丁目のケニー・オメガ。Vトリガーのユミ。私も何を書いてるかわからなくなってきた。 ※たった今思い付いた面白をキミに捧ぐんですが、 元気よく演じて下さるなら男性に演じて頂いても面白い気がしてきました。 細かい事気にしないでいこうぜ!でもおネエさんではなくお母さんでいてね。 【中野 江梨沙(なかのえりさ)】 17歳女性。高校二年生の学級委員長。 好きピの部屋でそわそわしていたら好きピの元気なママに突然出会ってしまい、 戸惑いながらも割と言う事は言う偉い子。サモエドを飼ってるので多分デカい家に住んでる。 今の所両親が船に乗った後不幸になったり、妹に雪だるま作ろうと誘われてはいない。 ★坂原 卓也(さかはらたくや) 名前のみ登場。祐実の次男で江梨沙のクラスメイトかつ学級委員長で好きピ。 江梨沙を「うちの犬見に来る?」と誘って部屋に上げた後、コンビニに買い物に出ている。一緒に行きな? 万物に優しいのでクラスの女子から「花とゆめ」「白百合栽培係」とこっそり呼ばれている。 多分髪が黒ベタで塗ってあって眼鏡掛けてて、初登場時に白百合を背負ってる。期待度がデカい。 【配役表】 坂原祐実 : 中野江梨沙: ======================================= <祐実、卓也の部屋へ掃除に入ると江梨沙が驚いた顔で祐実を見る。> 001祐実 :……。 002江梨沙:あ、お邪魔してます……。 003祐実 :……ホホホホホホ! 004江梨沙:あ、あははははー。 005祐実 :<独り言> いやだ、入る世界線間違えたかしら。 <部屋を出る> 006江梨沙:え? 世界線、えっ? <祐実、もう一度部屋に入る。> 007祐実 :……ええーっ!? ちょっと、ちょっとやだぁ! <部屋を出る> 008江梨沙:えっ、え? 何笑い? 世界線? 009祐実 :タク! タクちゃん! アンタの部屋に女の子いるけど! 010江梨沙:あっ! <部屋の外へ> タクヤくん、今コンビニに行ってて! 011祐実 :まあ!? ごめんなさいね、今タクヤ待ってるトコ!? 012江梨沙:あ、はい……。 013祐実 :ちょっと、ちょっとぉ! イヤねえ女の子置いて行っちゃうなんて! 014江梨沙:暑いから待っててって……。 015祐実 :そうだったの、今日ちょーっと蒸し暑いわよね。 報連相がなってないばかりにヅカヅカ入っちゃって、ごめんなさいね? <江梨沙の向かいに座る> 016江梨沙:そんな、こちらこそお邪魔しています。 017祐実 :あの子一人でコンビニ行っちゃったの? 一緒に行ってなんか買おーってコンビニぶちキメる所じゃない? 近所で恥ずかしかったのかしら? やだもー、不出来で申し訳ないわ。 親の顔が見てみたいってはい、こちら親の顔でございますー。 018江梨沙:え、あ、えっ。 は、拝見しますー? 019祐実 :どうぞどうぞ。 口元がよく似てると、十七年近所で評判でございますー。 020江梨沙:あー。 えっと、確かにその、よく似てますねー……。 021祐実 :おっと。 もうこの距離で我が子の口元をチェック済、と。 022江梨沙:え!? 違いますまだ清いです! 023祐実 :まだ。 <嬉しそうに> 024江梨沙:さっきパッと見ても似てるなあって思って! 025祐実 :<笑って膝を叩きながら> 構わぬ構わぬ、思春期さんめ。 只今お相手しておりますのは、タクヤの母でございますー。 026江梨沙:あっはい、薄々そんな気は。 タクヤくんと同じクラスの、ナカノエリサです。 027祐実 :雪だるま作ろうの? 028江梨沙:雪だるま作る気がない方と、一文字違いですね。 エ、リ、サです。 029祐実 :あぁ、少しも寒くない方ね! 030江梨沙:<苦笑する> あーはははは……。 あの、さっき世界線がーって仰ってたのはその、お母さんはタイムトラベラーの方ではなく……? 031祐実 :アレ? あれはあんまりにもびっくりしちゃったからついね! お母さんジョーク! 032江梨沙:<苦笑しながら> お母さんジョークというモノがあるんですね。 033祐実 :ママ友で集まってる時に、うっかり誰かの悪口に遭遇したタイミングでいつも 世界線移行して聞いてないフリしてたからね? びっくりしてちょーっと、久しぶりにお母さんジョーク出ちゃったわ! 034江梨沙:あ、処世術寄りのジョークなんですね。 035祐実 :ねー、往々にしてあるから、そういうタイミング。 <小声で> 使っていいわよ! サービス! 036江梨沙:ありがとうございます……? 037祐実 :いやだわあの子ったら、飲み物も何も出さないで。 <立ち上がる> 038江梨沙:今買いに行ってくれてて、 <立ち上がろうとする> 039祐実 :いいのいいのいいの、座って待ってて、ね? <部屋を出る> もーっ、作り置きの麦茶飲んでって言ってるのにジュースなんて…… <遠ざかる> 040江梨沙:……ど、どうしよう。 ……コンビニって、結構掛かるのかな。 041祐実 :エルサちゃん! エルサちゃん! 042江梨沙:<必死で遮って下さい> エリサです! エリサ! 043祐実 :<ポメラニアンを抱えて部屋に入る> エリサちゃん! 犬って大丈夫!? 044江梨沙:犬!? だ、いじょうぶです、好きです! 045祐実 :この子ね、ポメラニアンのゴロウ! ちょっとお膝失礼するわね! 046江梨沙:あ、はい! 大丈夫です! どうぞ! 047祐実 :……。 <エリサの膝の上のゴロウを真剣に見つめる> 048江梨沙:え? あ、あの……。 049祐実 :……。 <エリサの膝の上のゴロウを真剣に見つめる> 050江梨沙:……ゴロウちゃん、大人しいですね……。 051祐実 :……。 <エリサの膝の上のゴロウを真剣に見つめる> 052江梨沙:……こ、こんにちわゴロウさん、痒い所はないですかー……ものすごい大人しいですね? 053祐実 :<裏声で> ボクゥ、コノオ姉チャン好キダワン! 054江梨沙:はい? 055祐実 :合格ッ! <ゴロウを持ち上げ、部屋の外に放す> ゴロちゃんハウス! はい良い子ねー! 056江梨沙:あ、あの、あの。 今のって、 057祐実 :ふふ……ゴロウちゃんは現在のサカハラ家序列ナンバーツー……。 058江梨沙:序列。 059祐実 :あの子はね。 私かお祖父ちゃんの膝の上でしかジッとしていられないヤンチャボーイよ。 060江梨沙:あっよかった。 思ったより微笑ましい序列だった。 061祐実 :今上京してるお兄ちゃんがデレッデレに甘やかした所為で、お兄ちゃんとタクヤ、 息子勢のお膝の上は歩き回って好き放題していい場所だと思ってる節があってね。 お父さんなんて <爆笑> 近寄るだけで歯茎出して威嚇されてるんだから! 062江梨沙:お父さん何したんですか? 063祐実 :さぁ、ゴロウちゃんの許しを得た所で! 喉乾いたでしょ? 麦茶持って来るからね! <部屋を出る> 064江梨沙:さ、さっき麦茶取りに行ったんじゃなかったんだ……。 065祐実 :エルサちゃん! エルサちゃん! 066江梨沙:<必死で遮って下さい> エリサです! エーリーサー! 067祐実 :<マンチカンを抱えて部屋に入る> エリサちゃん! 猫って大丈夫!? 068江梨沙:猫もいるんですか!? ど、どうぞ膝へ! <暴れるマンチカン> ああああ、ごめんね! 私イヤだったかな!? お母さんがいいね! 069祐実 :大丈夫大丈夫! <マンチカンを抱える> コジロウさんは誰にでもこうだから! 先月家に来たばっかりでまだ人間に慣れてないだけだから! <部屋を出て行く> 070江梨沙:じゃあなんで連れてきた!? 071祐実 :ねぇもうヤンチャなんだから、ほら! 引っ掻かれちゃって! ふふふ! エリサちゃんは引っ掻かれなかった? 072江梨沙:大丈、お母さんものすごい勢いで引っ掻かれてますね!? 073祐実 :大丈夫よぉこのくらい! 息子のイヤイヤ期に比べたら! 074江梨沙:猛者! 075祐実 :<爆笑> お父さんなんて 076江梨沙:歯茎出して威嚇されてるんですね!? 077祐実 :違うの違うの、もー指噛み千切るんじゃないかってくらい 078江梨沙:笑っ、え!? 笑いごと!? 079祐実 :はー、ごめんねごめんね、びっくりさせちゃって、ごめちょすねー。 080江梨沙:今謝意ってありました? 081祐実 :そこになければないですねー。 082江梨沙:はあ……。 083祐実 :ゴロウちゃんとコジロウさん抱っこしてもらっちゃったし、コロコロ使って? 084江梨沙:だ、大丈夫です、うちも犬飼ってるんで。 お気遣いなく。 085祐実 :そうなの! いいわねぇ、何飼ってるの? 086江梨沙:サモエドです。 でも小型犬も可愛くていいですね。 087祐実 :まー大きい子飼ってるのねぇ。 モエちゃん! 088江梨沙:サモエドの四文字でそこをピックアップする人、初めてお会いしました。 089祐実 :タクヤとはワンちゃんの話で仲良くなったの? 090江梨沙:あ、まあ……見せてくれるって言ってたので。 091祐実 :あらー先に見せちゃったわね。 怒られちゃうかしら。 092江梨沙:それであの、今日、お邪魔させて頂いてます。 093祐実 :邪魔なんかじゃないのよ。 いっつもベロンベロンのギトンギトンにナメられてるのに見せてあげるぅーだなんて、ねえ? 094江梨沙:もしかしてとは思ってたんですけど。 お母さん大分独特ですよね。 095祐実 :そうなのよく言われるのよー! 096江梨沙:よかったー! 私の感覚がズレてるのかと思いました! 097祐実 :でもね? そんな独特な私でも女子供老人動物には優しくしなさいって、 ちゃーんと教育してるから。 そこは安心して? 098江梨沙:あ、だからタクヤくんって多方面に優しいんですね。 099祐実 :息子、ちゃんとみんなと仲良くしてる? モエちゃんとも仲良しなのかしら? 100江梨沙:勿論です、うちのエドちゃんもこう、タクヤくんにのしっと乗っちゃって。 101祐実 :あーらぁ! あの子他所のワンちゃんにまでナメられてるのねえ! 102江梨沙:ナメられてるというか、気に入られてるというか。 103祐実 :いいのいいの、それくらいでいいの。 モエちゃんもうちのタクヤなら遊んでくれるーって思ったって事でしょ? それくらいでいーのよ。 104江梨沙:どうでもいいんですけど、お母さんの中では絶対にサモエドはモエちゃんなんですね。 105祐実 :誰よその女! 106江梨沙:サモエドですってば! 107祐実 :<笑う> いいわね、そのツッコミ。 108江梨沙:あ、ごめんなさい! 秒で記憶を失くされたのかと思って! 109祐実 :気にしないで。 我がサカハラ家はお掃除後のホコリのチェックはないけど、 ツッコミで武を示してもらうからね。 覚えておいてね。 110江梨沙:<小声> もう姑気分だこの人……。 定期的に息子の嫁に武を示させるつもりだ、なんだ武を示すって、今令和ぞ? 111祐実 :学校じゃあの子、ちゃんとしてるのよね? 学級委員長やってるって聞いたけど。 112江梨沙:あ、えっと。 勿論ちゃんとしてますよ。 一緒に学級委員長をやってて、 113祐実 :ええッ!? そうなの!? 王道の少女漫画みたーい! 私生粋のりぼんっ子でね! りぼんからマーガレット派に派生した王道の少女漫画好きなの! ときめいちゃうー! ときめきトゥナイトって事ー!? 114江梨沙:トゥナイトだとちょっとファンタジーに寄りすぎてるかも、ですね。 115祐実 :知ってるの!? 116江梨沙:あ、ちょっとですが……。 117祐実 :あらそうー! やだちょっと、テンション上がってきちゃったわー! それでッ? それでッ? エリサちゃんはタクヤのカノ……? 118江梨沙:ジョ……なんですかね……? 119祐実 :おやぁ……? 120江梨沙:え、わかんない……です……。 121祐実 :おやおやぁ……? 122江梨沙:えっと、お母さん的には 123祐実 :ステイ。 ちょっと雲行きが怪しいわね。 タクちゃんママ、って呼んで。 124江梨沙:そんな急接近していいんですか? 彼女かどうかあやふやなのに? 125祐実 :上等よ、こちとら久々のママ案件で血圧ブチ上がってるのよね。 ごめんね一回、一回高血圧の心配してもいい? <深呼吸> 126江梨沙:あ、えっと、ママ案件で血圧ってブチ上がるんですね。 127祐実 :おっけ。 血圧平常値ね。 128江梨沙:そして血圧って深呼吸で調整できるんですね。 129祐実 :ちょっとママスイッチ入れさせて? ゲーム機の方じゃないわよ? ツーじゃないわよ? うちはまだ絶賛落選中だから。 130江梨沙:当たるといいですね。 131祐実 :この緊張感、タクちゃんの小学校のサッカークラブのママ友会以来よ。 聞かせて聞かせて。 132江梨沙:えっと、クラブのママ友会より過酷ではないかと……。 133祐実 :まあ! 息子が他所のお嬢さんとどう接しているか、それはママ人生一の難題なのよ! あの進研ゼミですら答えを教えてくれないんだから! 134江梨沙:だろうなぁ。 対象年齢の範囲外だろうしなぁ。 135祐実 :遠慮しないで聞かせて! 136江梨沙:あ、お言葉に甘えます……。 <小声> 付き合う気がないのに、自分の部屋に呼びます……? 137祐実 :ないないないない、そんな子に育てた覚えはない。 138江梨沙:思ってたより重みのある回答に困惑してるんですけど、じゃあ…… 私って、なんでここにいると思います……? 139祐実 :そりゃあ……。 <ベッドの方を見る> 140江梨沙:あの、一応私未成年なんで、嬉しそうにベッドの方を見るのはちょっと。 141祐実 :スチールだからね、軋むわよ。 142江梨沙:何の話ですか? 143祐実 :<ハッとして> もしかしてコンビニでレジに出すのが恥ずかしくて困ってたり……!? 144江梨沙:<祐実を無視して> クラスの中で、付き合ってる感は出てるんですよ! その、文化祭の前に何人かで私の家に来て、それからその……タクヤくん一人でも 家に来てくれたりしてるんで! 145祐実 :あらぁ! 146江梨沙:でもまだ付き合うとかそういう話はした事なくて! 今日かなあと……サラッと今家誰もいねーし、って言ってたんですよ。 147祐実 :もしかして、あのポーズで? 148江梨沙:はい! 首痛めてるのかなって思いました! 149祐実 :やだーッ! 早番って伝えてなかったわ! 私のうっかりさんが今日に限って! でも! 我が息子、少女漫画のヒーローみたい! 150江梨沙:ぶっちゃけクラスの女子に陰で花とゆめとか、白百合栽培係って呼ばれてます! 151祐実 :どうして? 152江梨沙:万物に優しすぎて登場シーン白百合背負ってそうだし、 多分花とゆめコミックス探したら出てんじゃね? って。 153祐実 :<悔しそうに> 集英社(しゅうえいしゃ)じゃなかった……ッ! 白泉社(はくせんしゃ)だった……ッ! 154江梨沙:あれ? ちなみにゴロウさんとコジロウさんって、 155祐実 :あの子が拾ってきたのよ! 156江梨沙:そんな雨の中の不良みたいな!? 157祐実 :解釈不一致してない!? 158江梨沙:今持ちこたえてます! 159祐実 :大丈夫!? 実は父親と折り合いが悪いとかやっとく!? 160江梨沙:お父さんにこれ以上の苦行はちょっと! 少女漫画のヒーローにはありがちですけど! 161祐実 :大丈夫、それもこれも少女漫画なら最終的にはどうにかなるんだから! 162江梨沙:段々タクちゃんママさんの事わかってきました! 163祐実 :はー、そうなの……何がいけなかったのかしら。 164江梨沙:集英社じゃなかった件ですか? 165祐実 :エリサちゃんに男見せてない件よ! 166江梨沙:まあ……今日これからかなとは思ってるんですけど、ぶっちゃけ……。 167祐実 :にしたって、まだお付き合いも始めてない女の子を自分の部屋に連れ込むなんて お母さん感心しないわ。 ほら、私からしたら自分の子と同い年のお嬢さんだからね? 168江梨沙:いや、私もあっちから告ってもらえそ! とか思って、 ルンルンでついて来ての現状ですから。 169祐実 :えーやだぁ、私も息子の彼女だと思ってルンルンでお部屋入っちゃったのにぃ。 170江梨沙:ルンルンで世界線移動しちゃったんですね。 171祐実 :夢かと思って……。 蝶よ花よとまでは言わないけど、男兄弟の次男坊でしょ? あの子手が掛からなかったし、まぁぶっちゃけ気軽に育てたのよ。 お兄ちゃんより。 172江梨沙:結果が花とゆめの白百合栽培係、最高じゃないですか。 173祐実 :ちなみに由来になったエピソードとかある? 174江梨沙:授業中に教室に入り込んだ蜂にまで優しかったから…… 175祐実 :蜂をエスコートする勇気があって何故告白しない? 176江梨沙:……確かに! しかもスズメバチでした! 177祐実 :あっっっぶな!? 178江梨沙:教室大パニックですよ!? 179祐実 :息子えらい! えらいけど告れよー! 180江梨沙:は!? 私スズメバチより圧倒的に聞き分けが良い自信があるんだが!? 何故言わん!? 181祐実 :落ち着いて? 人間としての誇りを思い出して? 182江梨沙:お花とちゅっちゅしてる蜂さんの方がエスコートしやすいって!? 183祐実 :言ってない、言ってないから。 184江梨沙:流石は白百合栽培係さんだなぁ!? 185祐実 :まあまあまあ、タイミングじゃないの? そういうのって。 186江梨沙:ですね…… <舌打ち> 部屋に呼んでるし、ヨシとしてやるか。 187祐実 :その調子! その覇気さえあれば、我がサカハラ家も安泰ね! 188江梨沙:任せて下さい。 いざとなったら私が告ります。 今日キめます。 189祐実 :ほんと? 息子の事、これから一生涯よろしくお願いしますしていい? 190江梨沙:キめますとか言った手前お願いしにくいんですけど、 もう少し気軽に頷けそうな提案にしてもらっていいですか? 191祐実 :でも思い返せば、お父さんも私からなんとなーく誘導したわ、そういえば。 192江梨沙:そうなんです? えーっ聞きたいです! なんか、タクちゃんママさんが察しちゃってーみたいな感じですか? 193祐実 :良い感じのレストランで他人のプロポーズに遭遇して、私もアレでよろ! って 194江梨沙:それ誘導じゃなくて発注っていうんですよ。 195祐実 :必死だったからね、私も。 この三男坊逃したら後がないなって。 196江梨沙:あぁ、長男だと将来色々あるし……みたいな? 197祐実 :ううん? 実家がお金持ちのボンボンで、超フレンドリー面白家族だったから。 198江梨沙:最高では? 199祐実 :懐かしいわあ。 義理のお姉さん達と、どの家庭が義父母(ぎふぼ)と同居するか殴り合いで決めたのよ。 200江梨沙:怖、えっ、殴……!? 201祐実 :旦那達に見付かると気まずいから内緒でね? 結局長男一家が同居してるんだけど、今もお姉さん達と三人で旅行に行くくらい仲良しなの。 202江梨沙:ええ……。 相続問題の解決が殴り合い……。 203祐実 :でも今は殴り合いは駄目ね! エリサちゃんはもう少し平和的にね! 204江梨沙:今も昔もあらゆる意味で殴り合いは駄目だと思うんですけど、平和的に、というと? 205祐実 :うーん、義理のお姉さんの嫌味に耐えたり、義理のお姉さんの料理に 206江梨沙:殴り合いの方がまだ平和かもしれませんね。 207祐実 :あらそう? 208江梨沙:タクヤくんお兄さんいるんでしたっけ。 209祐実 :いるわよ、六つ上のお兄ちゃんが。 210江梨沙:うーん覚悟決めるかー! 211祐実 :えっ、私からサカハラの苗字を進呈しても!? 212江梨沙:それはあの、タクヤくん次第で。 213祐実 :ああそうね、うっかり姑根性発揮しちゃったわ。 今のご時世は姑根性よりお嫁ちゃんに友達申請! よね! 214江梨沙:友達申請……? 215祐実 :おっといけねえ、そうよね、ミクシィ知らない世代よね! でも、告った後はきっと大丈夫だから! 息子達にはレディの扱い方は重点的に躾けたから! 216江梨沙:いやいやいや、躾けるだなんて、またまたぁ。 217祐実 :あの子達が小さい頃から、家に女が私だけだったからね。 他所のお嬢さんに何か仕出かしたらもう、私がご近所に顔向けできないから! 218江梨沙:蜂にまで紳士なタクヤくんがそんなまさか。 219祐実 :何かあったら私の膝が息子のデコ目掛けてパーン! って! 220江梨沙:おっかな!? この家おっかない! 今度は足が出てんじゃん!? 221祐実 :ついたあだ名が二丁目のケニー・オメガ、Vトリガーのユミって 222江梨沙:アッやってんだ! 息子にキめてんだ! 223祐実 :大丈夫そ? 久々に私の膝出番ありそ? 224江梨沙:いや!? 膝はしまって頂いてどうぞ! 花とゆめの画風でケニー・オメガはちょっと! 225祐実 :そうだったわ! 白泉社だったわね! 226江梨沙:<小声> プロレスだったり少女漫画だったり! っていうか、二丁目のケニー・オメガに勝った義理のお姉さんが気になるんだが!? 227祐実 :あ! エリサちゃん! エリサちゃん! 228江梨沙:エリサ! ちゃんと呼んでた! 229祐実 :帰って来たみたいよ! タクヤあんた、どこのコンビニまで行ってたの! エリサちゃんずっと待ってくれてるわよ! はいはいはい、お母さん退散しますからね! 六時には帰って来ますからね! 230江梨沙:あ、お、お母さん! 231祐実 :なあに? 232江梨沙:……私もプロレス、勉強した方がいいですか? 233祐実 :──相続がどうあれ、男の子のお母さんは必修よ。 気が向いたらいつでも習いにいらっしゃい。 234江梨沙:……やっぱ、そうなんだぁ……。 2025.7.9 初版 羽白深夜子 2025.7.20 更新 羽白深夜子 2025.8.5 更新 羽白深夜子
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