【花に恋と情】 【月夜見 崇司(つくよみそうじ)】 男性。二十五歳~二十七歳を想定。栞・撫子の一つ年上。 父方の曽祖父の代から続く「月夜見」という何でも屋を継いだ青年。 十八歳で祖父から店を継いだ際長らく不仲だった両親と絶縁。 犬の散歩から違法物の運搬まで、人殺し以外ならなんでも請け負う。評判は上々で、それなりに名が売れている。 店を継いだ辺りで栞(小百合)と出会い、間もなく恋仲に。彼女とは六年~八年付き合いがある。 誉とは同い年で母親同士が親しい、所謂幼馴染であり、口数が多すぎる彼の喋る事は八割を意図的に聞き流す。 本名は永瀬宗佑(ながせそうすけ)。月夜見崇司という名前は通称として、店を継いだその日から使用している。 淡白な性格であり、無表情でのらりくらりと過ごしているものの、祖父が唯一彼に残した店に執着している。 【壬生 誉(みぶほまれ)】 男性。二十五歳~二十七歳を想定。栞・撫子の一つ年上。 詐欺師の青年。模造貴金属や宝石、美術品や絵画の贋作を高値で売り付ける事を生業としている。 詐欺師の仕事については物の価値を、一を十に、十を万にする素晴らしい仕事だと語る。 農家の末っ子に生まれ、十五歳で家を飛び出す。幼馴染の崇司(宗佑)と同じ町に流れ着いた。 とにかく喋る事が好きで、相手が話を聞いていようといなかろうと好き放題喋りまくる。 その為幼馴染である崇司(宗佑)は彼を疎ましく思ってはいるものの、何だかんだ共に仕事をしたり茶を飲んだりと、とりあえず関係は良好。 大橋撫子に一目惚れの末熱烈に片思いをしており、毎日彼女が居るであろう喫茶店を巡っている。 とにかく口数が多くくるくると表情を変える男性であるが、仕事に関しての自尊心は高い。 【月夜見 栞(つくよみしおり)】 女性。二十四歳~二十六歳を想定。崇司・誉の一つ年下。 「六条造船所」の長女。大変裕福な家庭に育ち、当主である祖父に溺愛されていた次期当主だった。 女学校卒業後英国に単身留学していたが、造船所の破産が切っ掛けで呼び戻され、 苦肉の策で両親が勝手に進めた政略結婚を機に家を出る。 現在は名前を変え、恋人である崇司(宗佑)の家に転がり込み、彼女の戸籍の偽造をした誉の詐欺の片棒を担ぐ。 崇司(宗佑)とは六年~八年程付き合っており、奔放な言動で彼の頭痛の種となっている。 撫子は女学生時代のクラスメイトだが、当時会話をした事は殆どなく、現在になって親交を温めている。 本名は六条小百合(ろくじょうさゆり)。 戸籍は誉に改竄された為、六条小百合は書類上英国に留学の最中行方不明。 月夜見栞は親兄弟の居ない、月夜見崇司の遠縁の女性という事になっている。 明け透けな物言いの、明るく溌溂とした女性。 【大橋 撫子(おおはしなでしこ)】 女性。二十四歳~二十六歳を想定。崇司・誉の一つ年下。 父親が社長を務め、洋酒の輸入で財を成す「大橋洋酒貿易」の一人娘。大変裕福な家庭のお嬢様。 父母のお見合いの催促に辟易しており、毎日馴染みの喫茶店を転々として読書をしている。 毎日彼女を追い回す壬生誉と相席、話を聞きながら読書をして過ごし、門限の時間に家に帰る毎日を送る。 推理小説と甘い物、特に洋菓子が大好きで、眼前の相手の話が特に興味を引かれる内容でないなら、 大方推理小説を読み進める片手間に生返事をしている。とりあえず会話は成立する。 元来好奇心は旺盛なので、興味のある話題であれば物凄く食いつく。 栞(小百合)とは女学校時代のクラスメイト。当時は会話をした事が殆ど無かったものの、 誉が栞(さゆり)の戸籍の偽造を行った際、崇司が連れてきた栞と再会。以後親交を温めている。 推理小説に没頭しているので口数は多くないが、親しい相手と会話をしようという気持ちは、とりあえずはある。 サイトへ戻る