最終更新:2026/1/30
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【mellow Home】 (めろうほーむ) 男性1、女性1。 サクッと短めに、朝の一幕。仲良く過ごして頂いてどうぞ。 有償版販売ページは
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。 【涼(りょう)】 30代男性、会社員。 時折在宅勤務をしながら、ユキと一緒に暮らしている。 【ユキ】 23歳女性。 涼の世話を焼きながら一緒に暮らしている。 【配役表】 涼 : ユキ: ======================================= <涼の寝室にユキが入ってくる。> 001ユキ:ちょっと、いつまで寝てんの。 もう起きる時間なんじゃない? 002涼 :んー……。 003ユキ:アラーム鳴っててうるさいんだけど。 004涼 :あ……? あ、駄目、ケータイ。 005ユキ:うるさいんだってば。 006涼 :ごめんごめん、もう起きたから。 007ユキ:本当にだらしない。 008涼 :俺休みなんだよ、寝かせてくれよぉ。 009ユキ:もう九時になるから! 早く起きて! 遅刻するわよ! 010涼 :はいはいはい、起きます。 すぐ着替えます。 011ユキ:休みだからって適当な格好して。 今日は出掛けるんでしょ? コレじゃ駄目。 012涼 :あ、ちょ、ズボン返して! 013ユキ:これじゃ駄目! 014涼 :……それ駄目? 015ユキ:駄目! 016涼 :はいはいはい……なんだよ、そんなに怒らなくてもいいじゃん。 017ユキ:そっちのズボンならいいわ。 この間洗濯してたよね? 018涼 :何。 019ユキ:ん? 020涼 :今度は何に怒ってるの。 021ユキ:そのズボンならいいって。 022涼 :<溜息> ワガママなんだから。 すぐ朝飯用意するから、ちょっと待って。 023ユキ:早くしてよね。 私お腹空いてるんだから。 024涼 :シャツ、シャツ、 025ユキ:早く! 026涼 :わかってるから、そんな怒らないでよ。 027ユキ:起きるのずっと待ってたんだから、怒りもするわよ。 あーお腹空いた。 028涼 :はいはいはい……あー、何食べようかな。 <冷蔵庫を開ける> 029ユキ:私はいつものでいいわよ。 030涼 :げ、卵使い切らないと。 031ユキ:ねえ私の、先に出してよ。 032涼 :はーい……っと。 ほら、先食べてていいから。 033ユキ:わかってるじゃない。 頂きます。 034涼 :今日何日だ、あ、十七日? 俺昨日部長にメール送ったっけ。 035ユキ:何? どうしたの? 036涼 :仕事の話。 037ユキ:休みの日まで仕事の事考えてるの? いいんじゃない、今日ぐらい。 あなた先々週から全然休んでないでしょう。 038涼 :いや在宅、……あーまあ、いいか。 明日考えよう。 039ユキ:そうそう。 休みなんだから、ちゃんとご飯食べて、洗濯物片付けて。 それでいいでしょ。 040涼 :コインランドリー行く時間あるかなぁ。 041ユキ:あ。 コンビニの隣に新しくできたのよ。 知ってる? この間お散歩してて見つけたの。 冬物洗った方がいいんじゃない? 042涼 :……んー。 次の休みでいいや。 043ユキ:またそうやって先延ばしにして。 前の休みの時も同じ事言ってたわよ。 044涼 :ま、どうせしばらく在宅だろうし。 045ユキ:そうなの? じゃ家の事は任せるからね。 046涼 :何。 俺が家にいて嬉しいの。 047ユキ:そりゃあね? 一人で家にいると退屈なんだもの。 048涼 :そーかそーか。 お前可愛いトコあるじゃん。 049ユキ:あ! 050涼 :なんだよ。 051ユキ:ちょっとまた、そんな物食べて。 052涼 :なんだよ、いいだろ卵かけご飯。 053ユキ:よくない。 昨日の夜もそれ食べてなかった? 054涼 :卵使い切りたいんだよ、いいじゃん俺が食うんだから。 お前、やらないからな!? 055ユキ:いらないわよそんな粗末なご飯! 056涼 :なんだかんだコレが一番いいんだって。 ほら、お裾分け。 057ユキ:気が利くじゃない、……うわ! 058涼 :何。 やらないけど。 059ユキ:納豆も入れるの!? 060涼 :いいのいいの、こういうので。 一番楽なんだからさ。 061ユキ:もー、もうちょっとマトモな物食べなさいよ。 062涼 :簡単で多分栄養価だって高い、食うのも楽なんだから、いーじゃん。 063ユキ:<溜息> そんなズルズル食べて……。 064涼 :あ。 <テレビをつける> ……この時間になると、ニュースはやってないか。 065ユキ:そうね、お昼時まで待たないと。 ニュース見てたら遅刻しない? 066涼 :うーん……まあ、テレビはいいか。 <テレビを消す> はあ、ご馳走様。 ユキは食い切った? 067ユキ:もう食べたわよ、……あれ? 068涼 :ん? どうした? 069ユキ:ケータイ鳴ってる。 070涼 :お、悪い悪い。 ──<電話口> あ、もしもし? 久しぶり。 ……うん、……あ、もう来月だっけ? 早いな。 わかってるわかってる。 食事の手配……そう? うん、休みは取ってる。 071ユキ:お兄さん? 072涼 :そっちでメシ食って帰るし、ユキも連れてく。 泊まらねえよ、お義姉さんに悪いよ。 メシ食って帰る。 はいは、……何? 073ユキ:え? 私も一緒に帰るの? 聞いてないんだけど。 074涼 :──<電話口> おータカヒト! 元気か? おお。 おっちゃんは元気だよ。 おじいちゃんの法事来てくれんの? ありがとな。 うん。 ……お? マジ、お前試合出たの!? お父さんに動画送ってもらうわ。 お前な、そういうのは試合出るから見に来てって電話しろよ。 おっちゃんいつでも見に行くぞ。 075ユキ:あら、タカヒトくんもう試合に出てるの? すごいじゃない。 076涼 :──そっかそっか……あ、そうだタカヒト。 お前がやってるカードゲーム……それだ、おっちゃん買って帰るから。 お父さんに黙ってろよ。 試合出たお祝いな。 うん、じゃあ、お父さんに動画送ってくれって言ってな。 はい、はーい。 <終話> 077ユキ:お兄ちゃんからの電話? 078涼 :<溜息> 来月親父の法事だって。 早いなー。 079ユキ:もうそんな時期。 スーツの用意しておかないとね。 080涼 :あ。 ユキ、タカヒトって覚えてるか? 俺の甥っ子。 081ユキ:覚えてるわよ。 私遊んであげた事あるもの。 082涼 :もう少年野球の試合出てんだって。 子供がデカくなるの早いなー……お! 083ユキ:さっき言ってた動画? 084涼 :タカヒトの初打席だって。 お前も見る? 085ユキ:見るわよ、勿論。 086涼 :よし。 おぉー、サマになってんじゃん。 087ユキ:音でっか! ちょっと、小さくしてよ! 088涼 :おぉ! 打った打った、おぉー! 089ユキ:これ、あと三回四角いの踏まなきゃいけないんでしょ? 090涼 :そうそうそう……上手い上手い上手い! 091ユキ:あーあーあー、泥だらけになっちゃって。 092涼 :……あぁー! 交代! 093ユキ:大きくなったじゃない。 小さい子だと思ってたけど、他の子と並ぶと大きく見えるわね。 094涼 :いやデカくなったな。 さっき電話でもさ、こんちわっす、とか言ってて。 一年? 会わなかっただけなのに。 こんなデカくなってんの。 095ユキ:お兄ちゃんに似てるわね。 096涼 :<笑う> 今年の正月会ってないからな、お年玉代わりにカード、多めに買ってやるか。 初打席で盗塁まで決めて、すごいなアイツ。 ……親父、生きてたら喜んだだろうな。 097ユキ:お父さん、野球好きだったものね。 098涼 :何、慰めてくれんの? 茶化してんの? 099ユキ:まだ何も言ってないでしょ。 100涼 :<笑う> ……兄貴も、野球上手かったからな。 俺は万年ベンチだったし。 101ユキ:あなたは運動ができるってタイプじゃないからね。 102涼 :……あーあ。 俺も結婚してえなー。 103ユキ:ちょっと! 私ってモノがありながら! 何言ってんの! 104涼 :あだだ、怒るなって、ごめんごめん! 105ユキ:次そんな事言ったら本気で怒るからね!? 106涼 :なんだよ、人が感傷に浸ってる時にさぁ! 107ユキ:慰めようとしたら馬鹿な事言い出すからよ! 108涼 :……滅茶苦茶怒るじゃん、ええ……。 まぁまぁ、今はユキ一筋ですから。 ね? ほら。 ユキちゃーん。 109ユキ:今は、って一言ついてんのが余計なのよ! ほんと最低、いくつになってもデリカシーがない! 110涼 :ほら抱っこするから、おいで。 はい良い子、良い子。 111ユキ:子ども扱いしないでくれる? 私もう二歳なんだから。 112涼 :<笑う> 他所の猫は動物病院に行くの、勘づいて暴れたりするらしいよ。 ユキお前、もしかして今日病院に行くの気付いてない? あなたの定期健診ですよー。 113ユキ:馬鹿にしないでよ。 病院ってあの、変な服着てる人間が沢山いる所でしょ? もう少しお洒落したらいいのにね。 でもあそこの人間は好きよ、みんな愛想が良いもの。 114涼 :ほらここ入って、こーこ。 んー、お裾分けの鰹節じゃあ、もう機嫌取れないか? 良い子だからケージ、入ってちょっと待っててよ。 115ユキ:だから、私はこれ必要ないんだって。 あなたが抱っこしてくれてたらいいじゃない。 定期健診なんでしょ? わかってるから。 116涼 :怒らないの。 他の人に迷惑が掛からないようにしないと。 あそこ、猫だけじゃなくて大きいワンちゃんも来てただろ? 前行き合った時、お前ビビって威嚇してたじゃん。 117ユキ:……そんな事ないわよ。 <ケージの中に入る> 118涼 :はい、えらい。 今日はお前のおやつ買って帰ろうな。 待ってて、顔洗ってくる。 病院は嫌がらないのに、ケージだけは嫌がるんだもんなあ。 119ユキ:……全く、猫の気も知らないで! 【ユキ】 (人間に換算すると)23歳女性。 涼の世話を焼きながら一緒に暮らしている、2歳になった飼い猫。 2026.1.3 初版 羽白深夜子 2026.1.26 更新 羽白深夜子
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