最終更新:2025/3/16
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【公安夜行班「砂場遊び」】 (こうあんやこうはん「すなばあそび」) 男性3、女性3~4。 反社会的描写、暴力描写を含みます。 みんな好きだろ特殊部隊!私も好きだ! 銃声は手を叩く等でご対応下さい。直前の台詞を言った方がオススメです。 有償版販売ページは
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。 【近衛 智菜(このえちな)】 6歳女性、小学校一年生。 母親と買い物中、父親の同僚を騙る男性について行った事で誘拐されかけていた少女。 ※配役を兼ねる場合、「舘杏実花」役を兼ねて下さい。 【風早 古都(かぜはやこと)】 25歳女性、夜行班員。 並外れた視力を持ち、視力を下げる為に眼鏡を掛ける事が多い。 【朝地 芙由(あさじふゆ)】 26歳女性、夜行班員。 並外れた聴力を持つ。 【舘 杏実花(たちあみか)】 28歳女性、夜行班員。 ※配役を兼ねる場合、「近衛智菜」役を兼ねて下さい。 【小早川 貴(こばやかわたか)】 34歳男性、夜行班員。 【大和 静夏(やまとしずか)】 24歳男性、夜行班員。 【犬飼 修治(いぬかいしゅうじ)】 26歳男性、夜行班員。 ◆略語 職質(しょくしつ)……職務質問 防チョク(ぼうちょく)……防弾チョッキ 【配役表】 近衛智菜: 風早古都: 朝地芙由: 舘杏実花: 小早川貴: 大和静夏: 犬飼修治: ======================================= <本編後。智菜、国語の授業中に作文を発表している。> 001智菜 :──この前の土曜日、お母さんのお仕事が終わった後で、お母さんと、お買い物に行きました。 スーパーで、売り場の人にお魚を切ってもらっていて、それが、すごく上手でした。 でも、切るのに少し、時間が掛かっていたので、スーパーから公園に、遊びに行きました。 <公園内。古都が一人で遊ぶ智菜に気付き、向かいにしゃがんで声を掛ける。> 002古都 :こんにちはぁ。 003智菜 :……こんにちは? 004古都 :一人でお砂場遊びしてるの? 一人だと危ないよ? 005智菜 :一人じゃないよ。 お兄ちゃん、今コンビニにジュース買いに行ってるの。 006古都 :そうなんだ。 あ、えっと、お姉ちゃん見ててもいいかな? 007智菜 :いいよぉ。 008古都 :よかった、ありがとう。 009智菜 :お姉ちゃんも一人だと危ないよ。 010古都 :よく知ってるね。 私もお友達と一緒だから、大丈夫だよ。 今何作ってるの? 011智菜 :お山にするんだよ。 一緒にやる? 012古都 :やっていいの? 013智菜 :いいよ。 一人だとね、つまんないかもしれないなって思ってたの。 <顔を上げる> お姉ちゃんも目が悪いの? 014古都 :ん? 015智菜 :ん? さっき眼鏡掛けてたから。 パパもね、お仕事の時だけ眼鏡掛けるんだよ。 016古都 :あぁ、うん、そうそう。 017智菜 :眼鏡掛けたら、お砂場遊びできそう? 018古都 :うん、心配してくれてありがとう。 お兄ちゃんの事一人で待ってるの、えらいね。 019智菜 :チナ待つの平気だよ。 でもお兄ちゃん、遠くまで買いに行ってるかも。 020古都 :そうなの? お兄ちゃんも一人なのかな、大丈夫かな。 021智菜 :お兄ちゃん、大きかったから大丈夫じゃない? 022古都 :うん? 大きかった……? <芙由と貴、様子に気付いて二人に駆け寄る。> 023芙由 :コト? 何してんの? 024貴 :楽しそうじゃん。 手真っ黒にしちゃって。 025古都 :あ、今ね。 お山の作り方教えてもらおって思って。 026智菜 :……お姉さんのお友達? 027古都 :そだよ。 あのね、こっちがフユちゃんで、こっちがタカさんっていうの。 028芙由 :こんにちは、フユっていいまーす。 あなたは何てお名前かな? 029智菜 :チナ。 030芙由 :チナちゃんね! 私もお手伝いしていーですか! 031智菜 :いいよ。 あのね、フユちゃんと、コト、ちゃん? 032古都 :うん、コトっていいます。 033智菜 :あのね、コトちゃんがね、砂をこう、集めて欲しいの。 034芙由 :オッケーわかった! 私とコトの方が、チナちゃんより手が大きいもんね。 任せて! コレ、大きくできたらトンネルにしない? チナちゃん的にはどう? 035智菜 :いいよ。 036貴 :んじゃ俺もやろっかなー……あぁ、電話きてたわ。 出てくる。 037芙由 :おー。 よし、世界で一番大きいトンネル作っちゃうかぁ! 038智菜 :──お山を作りながら、砂場でお友達になったコトちゃんと、フユちゃんと、 いっぱいお話をしました。 私はいつも、お母さんのお買い物を手伝うと話したら、二人はとてもびっくりしていました。 すごいねって沢山言ってくれたので、これからも、お手伝いを沢山頑張ろうと思いました。 039芙由 :へーめっちゃえらいじゃん。 いつも何のお手伝いしてるの? 040智菜 :ママが帰って来る前にね、お夕飯のお米研ぎはチナがやってるの。 041古都 :一人でお米研げるの? すごーい! 私最近自炊してないなぁ。 042芙由 :わかる、面倒になんだよな。 チナちゃんガチでえらい。 043智菜 :ご飯食べないの? 044古都 :食べるけど、一人暮らしだとコンビニとかー……お惣菜ってわかるかな? 045智菜 :わかるよ。 スーパーの人が作ってくれた、できてるおかずでしょ? 046古都 :そう。 それ買って食べておしまいにしちゃうんだぁ。 047智菜 :それじゃダメ? チナ、コンビニのご飯だと嬉しいよ、パスタだと美味しいもん。 048芙由 :毎日だと飽きちゃうんだよねえ。 チナちゃんみたいに、ちゃんと作って食べた方がえらいかも。 049智菜 :んーでも、大人は忙しいからしょうがないよ。 パパもママも忙しそうだよ? 050古都 :でもねえ、買って食べるとお金いっぱい使っちゃうからねぇ。 そっかぁお手伝いしてるんだぁ。 私も見習わないとなぁ。 051智菜 :お手伝いってえらいんだぁ。 チナ、目玉焼きも作れるよ。 052芙由 :マジ!? 超すごいじゃん、私より料理できるかも! 053古都 :ね。 私目玉焼き焦がしちゃった事あるよぉ。 054貴 :<砂場付近に座り込む> それはコトが下手なだけなんだけどね。 へえー、お家のお手伝いしてるんだ。 チナちゃんは今何歳なのかな? 055智菜 :チナね、もうすぐ七歳だよ。 056貴 :じゃあ一年生さんかぁ。 お家で火を使う時は、家族の人と一緒にね。 057智菜 :うん。 ママもそう言ってたから、チナの目玉焼きはにぃにが一緒にいる時だけだよ。 058古都 :……にぃに? 059智菜 :にぃには四年生だから、チナと一緒にキッチンにいていいの。 二人でね、キリンとゾウの踏み台使ってお料理するんだよ。 060貴 :そっかそっか。 一年生さんになって、学校は楽しい? 061智菜 :学校楽しいよ! あのね、あのね、こないだ遊具の新しいのができてね! 062芙由 :ええ!? どんなのができたの!? 063智菜 :アスレチックの遊具! 最近ほーりつ、変わったでしょ? 064貴 :え、すご。 そんな事まで知ってるの? 065智菜 :知ってるよ。 授業でやったし、パパが教えてくれたもん。 だからさっき、コトちゃんにも一人は危ないよって言ったもんね。 066古都 :ね。 067芙由 :いや、アンタが心配される側なの? 068古都 :心配してたら、心配してもらっちゃった。 069智菜 :かいせーほーあんがあったから、遊具もぼーだんしよーですって先生言ってた。 パパがね、新聞に載ってるの教えてくれたの。 知ってる? かいせーほーあん。 070貴 :おぉ。 ちゃんと知ってるよ、教えてくれてありがとね。 071智菜 :でもねー、新しくしても、一年生だと低い所の遊具しかダメなの。 四年生になったら、高い所の遊具使っていいんだって! 072芙由 :そうねそうね、小っちゃいと危ない遊具ってあるからね。 073智菜 :でもチナ、クラスの女子で鉄棒一番上手なんだよ。 だから危なくないのにね。 074芙由 :それはどうかなー? 私も昔鉄棒超上手だったよ、競争してみる? 075智菜 :いいよ! する! 076芙由 :じゃあトンネル完成したし、手ぇ洗って鉄棒競争しちゃおっか! 手洗い場まで競争ー! 077智菜 :待って待って! ドンしてないからズルだよ! 078貴 :やー、女の子ってしっかりしてるな。 うちの娘、あと二年でああなるのかな。 それはそれでちょっと寂しいんだけどな。 079古都 :タカさん。 あの子住所がフカミ市内です、さっきの無線の子じゃないですか? 080貴 :そうね、この辺には新しい遊具が入った小学校って無いよね。 フカミ市内なら私立の小学校があるよな、そこか? 住所はなんでわかった? 081古都 :背負ってるリュックに付いてるネームタグ、そこに住所が書いてありました。 通り掛かった時にそれが見えて……。 名前がコノエチナちゃん。 フカミ市内の東町、……車で十分くらい? 掛かりますよね? 082貴 :うん。 フカミ市内のスーパーで買い物中、娘を見失ったってお母さんが交番に来てる。 それがさっき女の子がーって言ってた無線ね。 083古都 :お兄ちゃんがコンビニでジュース買ってる、って言ってて。 084貴 :じゃあお兄ちゃんと一緒に来たのかな。 息子を、とは聞いてないけど。 085古都 :多分、一緒だったのはそのお兄ちゃんじゃないです。 086貴 :ん? 087古都 :あの子、えと、一緒に暮らしてるお兄ちゃんの事を、にぃにって呼んでて。 今コンビニにジュースを買いに行ってる人を、お兄ちゃんって呼んでます。 088貴 :ほう? 089古都 :私と二人で話してる時、お兄ちゃん大きかった、とも言ってて。 にぃに、の方は踏み台を一緒に使ってキッチンに立つ、って。 090貴 :<無線> ──コノエチナちゃん保護。 六歳コノエチナちゃん、カエハラ市内おおぞら公園内で保護。 誘拐の可能性あり。 至急周辺コンビニ、確認頼む。 繰り返します── 091智菜 :──新しくできた、アスレチック遊具のお話もしました。 沢山いいなと言ってもらって、もっと、この学校が好きになりました。 フユちゃんと鉄棒競争をしていたら、パトロールの警察の人が来てくれました。 092修治 :こんにちはー。 コノエチナちゃんかな? <警察手帳を見せる> 警察です、わかる? 093智菜 :お巡りさん? 094修治 :そ! 今パトロールしてたんだけど、チナちゃんがお買い物中にいなくなっちゃったーって、 お母さんが探してたよ。 095智菜 :……? お買い物、お魚切ってる間は、ここで遊ぼっかって言ってたよ? 096修治 :お母さんが? 097智菜 :ううん。 パパの会社のお兄ちゃん。 098修治 :チナちゃん知ってる人だった? 099智菜 :ううん。 でもパパの会社のバッチ持ってて、お名刺持ってた。 知らない人はついて行っちゃダメだけど、パパのお友達だったよ? 100修治 :え? そうなの? 101芙由 :<息を切らせながら> 何? なに、なんかあった? 102修治 :オメーはそんなヒールで何してんだよ。 103芙由 :見てわからん!? 逆上がりチャレンジだけど!? てかマジ何!? 104修治 :<芙由を無視して> チナちゃん、どうしてパパのお友達だってわかったんだろ。 105智菜 :パパと一緒に撮ってる写真見せてもらったから。 106修治 :マジ? どんな写真? 107智菜 :えっとねー。 多分ゴルフの写真と、バーベキューの写真だと思うな。 パパ日曜日にね、よくゴルフ行ってるよ。 108修治 :マジか、わか、ったー……。 じゃあとりあえず、魚切り終わったかママに聞いてみる? 切り終わってたら俺、チナちゃんママの所まで送るよ。 特別にパトカー乗せたげる。 乗ってみたくね? 109智菜 :乗りたーい! パトカーってアレ? 110修治 :そうそう。 よし、今日だけ特別サービス! 111智菜 :真っ黒なのにパトカーなの? 112修治 :あれはね、パトカーでも特別なパトカー。 マジかっけーから色々見ていいよ! 113智菜 :乗りたい! 乗りたい! 今見てもいい!? あのね、チナね、月曜日に作文の宿題出すんだけど、パトカーの事書いていい!? 114修治 :おぉいいよいいよ! 警察の超イケメンなお兄さんに乗せてもらったって、ちゃんと書いてな。 115智菜 :うん! フユちゃん、ママ待ってるかもしれないから、チナ先に帰るね! またね! 116芙由 :お、おお? うん! 気を付けて帰ってね! 117智菜 :コトちゃんとタカさんも、またねー! 118芙由 :……はて? 119貴 :やいフユ。 お前また無線聞いてなかったな? 120芙由 :え、あッ! あーあの、音がゴチャゴチャして、そのぉ……。 それに逆上がりの時クソ危ねえな、また壊しちゃうなってそういう気持ちが、ごめんなさい! 121貴 :わかればよろしい。 まあお前は色々あるだろうけどさ、外出時は常時装着、徹底。 122芙由 :はい! 123古都 :フユちゃん、さっきのあの子、誘拐され掛けてたかもしれなくて……。 124芙由 :ゆ!? 何なになに!? 125貴 :お兄ちゃん、とやらにフカミ市のスーパーから連れ出されてるかもしれん。 例の犯人だったりしてな。 126静夏 :<無線> ──カエハラ市内男が逃走中。 職質停止命令どちらも無視、俺今四丁目の駐車場横コンビニ向かい、古着屋の屋根にいます! 市内西方面に向けて大通りから南側へ、百七十五センチやせ型黒いパーカー黒いトートバック、 カーキ色のカーゴパンツに黒いスニーカー、黒のママチャリ! 二十代! 俺今足で追ってるんで、このままとっ捕まえちゃっていいっすか! 127修治 :<無線> ──シズ、余裕あれば確保次第スマホ確認してもらえる? なんか、お父さんと一緒に撮ってる写真見せられたんだって。 128静夏 :写真? とりま了解! つっても捕まえない事にゃあ、どーすっかな、大通り出られたら面倒だな…… 129杏実花:シズちゃーん! こっち、こっち! 130静夏 :アミさん! <屋根から降りる> 珍し、車だ。 今日非番じゃなかった? 131杏実花:非番だよ、買い物してたの。 近いなって思ったから来てみた! 今ソイツどの辺? 乗って! 132静夏 :一本あっちの通りを西に向かってます。 このまま大通りに出られたら面倒だなって思っ、 <銃声。> 133杏実花:……マジ? 今の? え、ライセンス持ち!? 134静夏 :おいマジかマジか……! <無線> ──犯人発砲してるかも! アミさんと合流した、応援お願いします! カエハラ市コンビニ、シンマチ四丁目店前で発砲音確認! 応援お願いします! 135芙由 :<無線> ──発砲音聞こえました、まだ大通り出てない! 反響が多分ビルとビルの間だから、路地裏に入ってると思う! そのすぐ先にビル並んでるよね!? 136静夏 :<無線> ──ビル間路地裏怪我人確認できません、銃弾落ちてたから多分コレ! 137芙由 :<無線> ──そっち行って確認する! ベレッタ九百五十ジェットファイア、あと六発撃てると思って動いて! 138貴 :うっそ、今ので断定できんの? 139芙由 :小口径のACP弾だもん。 発射音が超軽い、反響含めて考えたって音全然違う。 140貴 :そこまで言うなら信じるわ。 141古都 :<無線> ──夜行班カゼハヤです。 カエハラ市内西部で発砲確認、本部より避難情報お願いします。 ベレッタ九百五十ジェットファイア、該当地域住民のライセンス照合お願いします。 142貴 :動きが早くてよろしい。 <無線> ──シズカ撃たれてない? 何より。 全員防チョク確認ね。 俺とコトとフユ今一緒にいるから、乗せてこのまま応援行きまーす。 143芙由 :<無線> ──ママチャリって言ってたよね? 今乗り捨てたと思う。 発砲と同じ方向、スチールとデカいプラスチックが滅茶苦茶ぶつかる音した、 路地裏の先国道の方へ向かってる、南下! 144貴 :金属音の違いまでわかんの。 相変わらずすごいね。 145芙由 :んへへ、銃声の聞き分けよりは楽っすよ。 褒めてくれるなら無線の凡ミスチャラで! 146貴 :そりゃこの後次第。 プラスチック、……ラーメン屋の裏にあるゴミ箱かな。 まあ銃が出ちゃぁ本業だからねぇ、ひとっ走りしますかね。 <無線> ──本部、カエハラ市西部銃声対応、夜行班当たります。 職質無視、二十代男性南下しながら逃走中。 147智菜 :──警察のお兄さんはイケメンだったねと、あとで、お母さんが言っていました。 私にパトカーを見せてくれて、私を送って行ってくれました。 お母さんはスーパーでお魚を切り終わるのを待っていたので、 スーパーから、警察のお兄さんに乗せて行ってもらって、お家に帰りました。 <修治が運転するパトカー内。> 148修治 :お。 問題です、この放送は何の放送でしょーか。 149智菜 :ピンポンパンポンだ。 これ、チナの家の近くでも聞いた事あるよ。 150修治 :あーこれね、防災無線っつーの。 151智菜 :防災無線? 152修治 :そ。 コレ鳴ったら、何々して下さいって言ってるの、守ってな。 153智菜 :わかった! 154修治 :よし。 チナちゃんパトカー楽しい? 155智菜 :たのしーい! 156修治 :じゃよかった。 ……んーっと、お兄さんさ。 大事な話するの、あんまり得意じゃねえんだけど。 157智菜 :何? どうかしたの? 158修治 :あー……もしかしたらね? まだわかんないんだけど。 チナちゃんを連れてったお兄さん、悪い人かもしれなくって。 パパの会社の人じゃないかも。 159智菜 :そうなの? 160修治 :そうなの。 チナちゃんの事騙してた人かもしれない。 161智菜 :チナ、悪い事しちゃった? 162修治 :チナちゃんは何も悪い事してないよ。 でもママとか、警察の人に色々聞かれるかもしれない。 ちゃんと答えられそう? 163智菜 :お兄ちゃんも警察でしょ? 164修治 :そだよ。 さっき手帳見せたでしょ。 165智菜 :でもパトカー真っ黒だし、お巡りさんの制服、着てないね。 166修治 :あ、俺はちゃんと本物だよ! 警察の人はね、本物の警察ですって証拠に、さっきの警察手帳を見せなきゃいけないの。 もっかい見る? <警察手帳を渡す> 167智菜 :見てもいいの? 168修治 :勿論! チナちゃんは捜査協力者っていって、色々お話してもらったり 協力してもらう人だから。 169智菜 :こう……いぬ……? 難しい漢字ばっかりでわかんないかも。 <警察手帳を返す> 170修治 :あ、そっか。 銃犯罪対策局の、イヌカイです。 写真俺だったでしょ? 171智菜 :制服着たお兄さんだったし、お名前イヌだけ読めたよ! イヌカイさん。 172修治 :そ。 イヌカイさんのパトカーに乗ったって言ってな。 173智菜 :銃犯罪って、かいせーほーあんの人? 174修治 :そうそう! 銃で悪い事してる人を捕まえるのが仕事。 今みたいなパトロールとか、違う仕事もするけどね。 175智菜 :じゃあ拳銃も持ってる? 176修治 :持ってるよ。 今は使わないから見せるのはナシ。 177智菜 :そっかー。 なんかねー、近くに銃のお店ができてね。 パパが銃買おうかなって言って、ママと相談してたよ。 178修治 :そうなんだ。 でも銃買うのってテストあるんだよ、知ってた? 179智菜 :知ってるよ、でもパパ頭良いから、多分テスト百点かな。 180修治 :チナちゃんも色々知ってて頭良いもんなぁ。 181智菜 :ほんと? チナ、たまに九十五点取るよ。 182修治 :じゃ頭良いじゃん。 俺九十五点も取れなかったよ! 183智菜 :<笑う> ……ねーチナ、もしかしてゆーかいされそうだった? 184修治 :お。 まあ、そんな感じ。 改正法案とか誘拐とか、難しい言葉色々知ってるね。 やっぱ頭良いじゃん。 185智菜 :勉強してるもん。 そっかぁわかった、ママと警察の人に、お兄ちゃんの事話すね。 それが捜査協力? でしょ? 186修治 :そう! 187智菜 :変だと思ったぁ。 ママ今日、帰って一緒にお魚のムニエル作ろうって言ってたのに、 パパが呼んでるって迎えに来たお兄ちゃん、みんなでご飯食べに行くんだよって言ってたもん。 でもパパのお写真見せてくれたから、そうなんだ、確認しなきゃって思っちゃった。 ママと一緒だからブザーいらないかなって思ったけど。 持ってないとダメだねぇ。 188修治 :おぉ……そうなぁ、ブザーはいつも持ってた方がいいかも。 うん、今度そういう事があったら、防犯ブザー鳴らすか周りの大人の人に話してみてな。 189智菜 :店員さんでもいい? 190修治 :いいよ。 本当の事かわかんなくなっちゃったら、大人に相談。 そしたら大人が一緒に考えてくれると思うからさ。 お兄さんと約束な。 191智菜 :──パトカーは、お父さんの車にとてもよく似ていて、外も、車の中も、恰好良かったです。 警察のお兄さんは、色々お話してくれて、とても優しくしてくれたので、 お母さんと一緒に沢山お礼を言いました。 <立体駐車場内。> 192静夏 :はいはいはい! 銃置いて両手を挙げる! 悪い事言わねーから、俺が追っ掛けてる内に大人しくした方がいいよ! お兄さんがソレ撃ったら、俺も撃てちゃうんだけど! <銃声。> 193芙由 :<無線> ──発砲聞こえました、コンクリと鉄とー……多分駅前の立体駐車場! 194静夏 :<無線> ──そこの駐輪場で発砲目視! 逃げながらこっちに撃ってる! 訓練受けてない撃ち方だと思う、威嚇射撃いいっすか! 195貴 :<無線> ──おけ、発砲許可。 よーしよし、いいトコ入ったな。 二人共シートベルト付けてるね? 196古都 :ひえ。 197芙由 :つ、つ、付けてます! 腹も括りました! 198貴 :フユ窓閉めて。 体すっ飛んじゃうよ。 199芙由 :ももも勿論でございます! 200古都 :お父さんお母さん、今までありがとう……。 201貴 :<笑う> 大袈裟だな。 俺、嫁とのデートはツーリングとドライブが一番好評だったんだけどなぁ。 <貴、パトランプを着け、アクセルを踏み切る。> 202芙由 :ぁああ……! まっ、待って、待ってぇ! 203貴 :まあ、仕事とプライベートは分けないとね。 204古都 :あ、あ、速……速いですって……! 205貴 :警察車両通りまーす。 道開けて下さーい。 206芙由 :一般道! ここ一般道だから! 一般道なんですってば! タカさんッ! 207古都 :ま、曲がッ……あぁ……! 208貴 :<笑う> 二人共ー、口閉じてないと舌噛んじゃうぞー。 209静夏 :<走りながら> だああくっそ、自転車邪魔だな……! 止まりなさい! おい! 止まれやコラ! 止まらねえと俺よりもっとこえー人が、イッ!? <杏実花、静夏を振り向いた男の横から手元の銃を蹴り飛ばす。> 210杏実花:どもー警察でーす! 211静夏 :あ。 212杏実花:こンの、下手糞がぁ! <男の顔面を殴る> 213静夏 :あーあーあぁ……。 214杏実花:銃痕付けやがってボケコラぁ! <男を蹴飛ばす> 撃つんじゃったらきっちり仕留めんかい! 喧嘩売っとんかワレ! <男に馬乗りになる> 215静夏 :俺は忠告した、俺は忠告した……。 216杏実花:シズカぁ! 217静夏 :はいぃ! 218杏実花:グズグズしとんどさっさと手錠かけんかいアホが! 219静夏 :はい! はい! 十四時二十七分、えと、銃刀法違反で、 220杏実花:公務執行妨害! 221静夏 :銃刀法違反と公務執行妨害で緊急逮捕! します! <伸びた男に手錠をかける> 222杏実花:<溜息> もー……どーするの車! 修理から戻ったばっかりなのにー! 223静夏 :あ、あの、アミさん。 ソイツから下りてもらって……。 224杏実花:あっ!? やだぁごめんね! つい熱が入っちゃって! 225静夏 :いや……勢いで俺が逮捕しちゃいましたけど、アミさんいいんすか? 226杏実花:うん! シズちゃんの方が長く追ってたんだから、シズちゃんのお手柄だよ! お疲れ様ぁ、よく頑張ったね! マジ助かった、超ありがとう! すごい! 最高! 227静夏 :あー、恐縮っす……。 228貴 :あれ? 終わっちゃった? お疲れー。 おーおー、マジでベレッタじゃん。 フユの耳すげーなぁ。 229杏実花:おつか、二人共伸びてんねえ!? 230静夏 :タカさんだもん、運転ぶっ飛ばしたんでしょ。 231貴 :なはは。 んで? 逮捕はどっちがしたの? 232静夏 :俺っすね。 233貴 :じゃあ、俺とシズカで護送。 二人共、銃痕確認してからアミの車乗って帰んな。 234芙由 :確認します乗ります喜んで! フユ、アミの運転する車だーい好き! 235古都 :怖かった、本当に怖かったよ、アミちゃん……。 236杏実花:タカさん! 次女の子怖がらせたら道交法切りますからね!? 237貴 :ごめんって。 238杏実花:よしよしよし、アミ安全運転するからねえ。 つか聞いてーアミの車もさっき銃痕ついちゃってさー。 一昨日修理から返ったばっかりだったんだよ? マジ病みそうー。 239芙由 :マ!? 撃たれてんじゃん! 病みそうーですますな! 240杏実花:あ全然! 車に掠っただけだから私とシズちゃんは怪我してない! 241古都 :アミちゃん達も頑張ったんだねえ、えらいねえ。 242杏実花:そうだよー! うちら頑張ったんだからさ、この足でスタバ寄ろー? 243貴 :<遠目に> アミー。 事件対応で自家用車に傷が付いてんなら、修理は経費落ちるからな。 244杏実花:マジ!? スタバは!? 245貴 :スタバは個人的に奢ってやろう。 後で領収書くれー。 <女性陣、歓声を上げながら離れていく。> 246静夏 :……あぁしてれば、可愛いギャルのお姉さんなんだけどなぁ。 247貴 :アミねー。 手が出る時、こう、ヤーさん入ってるよね。 248静夏 :親父さんがマル暴ですっけ。 249貴 :お兄さん二人もね。 しかも全員現役。 250静夏 :怖……絶対逆らわんとこ……。 251智菜:──お母さんのお手伝いをしながら、お母さんとお話をして、 今日は、色んな人に会って、色んなお仕事を見たねとお母さんに言われました。 警察のお兄さんや、スーパーの店員さん、お魚を切ってくれた売り場の人達がいるから、 私達は、生活ができていると知って、とてもよかったです。 <数時間後。警察署内、夜行班オフィス。> 252貴 :──犯人は二十七歳無職男性、元会社員。 銃器のライセンス取得が二十三歳、大学卒業してすぐかな。 二年前に新卒で入った会社を辞職してそこから職ナシ。 ってのも大学時代に塾講師のバイトをしてて、そこに学生時代の担任教師の娘さんが入塾。 その子相手に数年、付き纏いやら色々やらかして接近禁止命令が出てた。 辞職の切っ掛けもコレ。 253静夏 :開花しちゃった訳だ、ロリコン趣味が。 254修治 :銃の所持ライセンスって剥奪ですよね? 255貴 :接触禁止命令が出た時点で剥奪になってる。 でも剥奪後もベレッタ隠し持ってたみたい。 256修治 :あー……? 257貴 :正規の方法でベレッタを買う、不調だって名目で各パーツを買い揃える、 買ったベレッタと各パーツをちょっとずつ入れ替える。 個体識別番号が全く同じ拳銃が二丁出来上がり。 258修治 :そんな事できるんですか!? 259貴 :二年掛けたって話。 ベレッタ九百五十ジェットファイア、今回使われてた銃ね。 もう生産は中止されてるんだけど、シンプルでな構造で収集家にも人気がある。 出回ってる数が多いのよ。 260静夏 :シンプルっつったって、素人がもう一丁作っちゃうってのは。 261貴 :その辺は調査中。 262静夏 :ですよね、んな事に二年も掛けて……。 これって連続事件でしたよね? 263貴 :そうそう。 部屋から行方不明だった隣県の女の子の痕跡も出たって。 264修治 :うげぇ……。 265貴 :何件も上手くいってたから気が大きくなってたんだろうな。 フカミ市で偶然、自分に接近禁止令を出した弁護士が、家族仲睦まじく歩いてる所を見かけた。 その弁護士に手を引かれて歩いてたのが、チナちゃんだった。 266静夏 :えぇ? 267貴 :弁護士バッジを偽装して、チナちゃんのパパとママのSNSを探し出して、パパがゴルフしてる お写真を合成して。 両親のSNSで見た事を話題に挙げて、パパの友達のフリをして。 で、まあ……おおぞら公園内の公共トイレで、リベンジポルノを企てた。 幸いそのトイレが清掃中で。 被害者を連れ回す訳にも、と思ったらしい。 268静夏 :なぁるほど。 それで、お兄ちゃんがジュース買いに行ってるから。 すか。 269貴 :そ。 危なくないように、大人に話し掛けられたらそう言うんだよって教え込んで。 270修治 :……めっちゃくちゃ悪質じゃないすか……? 271貴 :悪質だねえ。 ほいシュウジ、今回の罪状、弁護士を騙った件だけ挙げてみ。 272修治 :えーっと、詐欺罪! ん? 弁護士の名刺作ってんだよな……? 273貴 :そ。 有印私文書偽造罪(ゆういんしぶんしょぎぞうざい)、 信用毀損罪(しんようきそんざい)、偽計業務妨害罪(ぎけいぎょうむぼうがいざい) ……多分この辺もかな? さてシズカ、有印私文書偽造罪の法定刑。 274静夏 :三ヵ月以上五年以下の懲役。 罰金刑は定められてないっす。 275貴 :いいね、百点。 後でコーヒーを奢ってしんぜよう。 276静夏 :っしゃ! 277修治 :ぐぬぅ……シズお前、なんであんな動けて頭まで良いんだよぉ。 278静夏 :いやいや、動けるのはお前もだろ。 今日はアミさんに逮捕譲ってもらっただけだし。 シュウの方が逮捕数俺より多いじゃん。 アレ、背負い投げ教えてよ、俺にも。 279修治 :まあ教えられはするけどさ、そういうのはやっぱ、元々公安にいたタカさんっしょ! 280貴 :俺ぇ? 俺はまあ第三係だったから、ボチボチなんじゃない? シュウジみたいな世界レベルの競技選手とは動きが違うって。 281静夏 :第三係? って何するんすか? 282貴 :国賓(こくひん)公賓(こうひん)の警護。 あ、昔バズった事あるよ。 イケメンSPっつってな。 その後すぐ昇進して現場減っちゃったけどねー。 283修治 :マジで!? テレビで見るSPだ! 早く言って下さいよそういうの! 284静夏 :タカさんかっけえ! いいないいな、すげー! 285貴 :シズカは俺なんか比べ物にならないくらい、メディア出てるだろ。 286静夏 :違うんすよ、やっぱパルクールってまだ認知度低いし、ダンサーとかチャラい極みじゃないすか。 287修治 :自覚あんの笑う。 288静夏 :パフォーマンスがメディアに抜かれるのと要人警護してるのがニュースに抜かれるのは やっぱ全然違うっしょ! 俺、そういうのに憧れて夜行入ってるし! 289貴 :そう? 本心は? 290静夏 :俺バズった事ねーから超羨ましい! 291修治 :そこかい! <杏実花の運転する車内。> 292芙由 :お、早速ネットニュースになってんじゃん。 凶悪犯逮捕ってさ。 293古都 :チナちゃん無事でよかったねえ。 294杏実花:ねー、マジでソレ。 <溜息> でもさー、リベンジポルノーとか考えないで、 そのまま部屋連れ込まれてたりしたら、逮捕できてなかったのかもねー。 295芙由 :んね。 鑑識の子に聞いたんだけど、現場すごかったらしい。 296杏実花:出たぁ、フユの署内情報網。 297芙由 :同期はみんな頑張ってるからねえ。 そんな中で私は生活安全課な訳で、はは、はは……。 298古都 :フユちゃんも頑張ってるよ、だから今公安にいるんだよ。 そんな事言わないでよぉ。 299芙由 :ありがとね、沁みるぅ……。 300杏実花:はいはい、運転手置いてイチャつかないでくれるー? で、何がすごかったって? 301芙由 :いやもう、体液とか諸々。 別の被害者が室内にいたから。 302杏実花:あー……。 連続、女児誘拐強姦殺人。 303芙由 :世知辛いどころの話じゃないよねーマジで。 304杏実花:そんでそれを、フラペチーノ飲みながら話してんのもどーなん。 しかもイチゴ。 あーあ! あの犯人あと二、三発ブン殴っとけばよかった! 305古都 :やめとこ? その……やめとこ? 306芙由 :うん、司法に任せよ? 307杏実花:なんで二人共目ぇ逸らすのー!? だってさぁ、小っちゃい子を誘拐するとかさあ! はーあ……。 銃刀法が改正されたって、あーいう奴が銃持てるようになっただけじゃん。 308芙由 :治安維持って便利な言葉だよな。 309杏実花:結局犯罪増えてんでしょ? 310芙由 :そーね。 犯罪は増えるわ、ガンショップやら防弾チョッキやら諸々フツーに見掛けるわ……。 その、誘拐され掛けてたって子も言ってたけど。 小学校の遊具が防弾仕様、だっけ? 311古都 :そうそう、言ってたねぇ。 312芙由 :世も末ですわ。 ま、善良な人間だけに自己防衛用の拳銃配ったって、どうせ今と変わりないんだろうし。 313古都 :ライセンス制にしても、今日の人みたいに隠し持ってたら意味ないよねぇ。 314杏実花:過去にやらかしてライセンス自体は剥奪になってたんでしょ? それでも銃持ち続けられるって、……はー、マジ頭いたぁ。 315古都 :なんで法律変わっちゃったんだろうねぇ。 316芙由 :ま、うちらも警察とはいえ? お偉いさんの考えてる事なんてわかんないよ。 とりあえず目の前の事からどーにかするしかない訳で。 317古都 :うん、その為の私達だもんね。 318芙由 :そうそ! 着いた着いた、アミ運転マジありがとー。 319古都 :アミちゃん運転ありがとー。 また助手席乗せてね。 320杏実花:いーえー。 あー、疲れた疲れた! 321芙由 :んへへへ、こういう疲れてる時に、自分らの部屋が近いってちょっと役得だよねん。 322杏実花:わかるー! あっちの奥、公安部屋ずらーっとしてんのさ、ちょっと威圧感あるよね。 323古都 :署内って奥の方行くと、なんかウッ……ってなるよね。 324杏実花:ね! カゼハヤ、アサジ、タチ、ただいま戻りましたぁー。 325貴 :お疲れー。 災難だったなアミ、折角の非番だったのに。 326杏実花:ほんとに! 諸々済ませたらすぐ帰りまー。 327静夏 :お。 お疲れーっす。 328芙由 :シズお疲れ! 撃たれたのかと思ってヒヤッとしたんだよー! 329静夏 :フユちもお疲れ。 俺も発砲聞いた時超ビビったわ。 330杏実花:シズちゃん超顔引きつってたもんね! 331静夏 :アミさんもでしょ。 やでも、銃刀法改正でみーんな銃持てるようになっちゃったし、こういう事も増えますよねえ。 慣れなきゃいけねえのかぁ。 自衛で持つのはいいけど撃たないで欲しい。 332芙由 :持っていいけど撃っちゃダメとか無理無理。 人間って、ソコまでモラル高くないから。 333古都 :そうかなぁ……。 折角決まった新しいルールなんだから、みんなで守っていけたらいいのにねえ。 334修治 :あ! フラペチーノだ! いいなぁ俺も飲みたい! 335杏実花:って言うと思って! 336修治 :フラペチーノっすか!? 337杏実花:クッキー買って来たよーん! 338修治 :フラペチーノじゃないんすか!? 339貴 :そもそも俺の金だっつの! このぉ……もぉ、いいけどさあ。 領収書よこしな。 340杏実花:はい! あざーすボス! 341貴 :代理の、ね。 ボスが帰る前に食い切ってくれよー。 342静夏 :お、俺イチゴもーらい! 343芙由 :あー私が狙ってたのに! 一枚、一枚分けてよ! 344静夏 :フユちはフラペチーノ飲んでんじゃん! クッキーは俺とシュウに選ばせてよ! 345修治 :じゃあ俺抹茶の、 346杏実花:抹茶はダメ! アミとコトで抹茶分けるって話してたんだからダメ! 347修治 :ずるい! コトさん俺も抹茶のクッキーがいいっす! お願いお願いお願い! 348古都 :えぇ? えー……クッキーあげないけど、フラペチーノ一口飲む? 349修治 :なんでハードル上げるんですか!? 俺女子と間接チューは厳しいっす! 350静夏 :あ、これ美味ぁー! 351芙由 :って言いながら全部食べるなよぉ!? なんで平然と全部食うんだよぉ!? 352貴 :<苦笑する> ……まあ、ちゃんと仕事はしてくれるからいいんだけどさ。 これが、銃犯罪対策局の一番槍ですかぃ……砂場のあの子の方が、よっぽどしっかりしてたな。 353智菜:──一年二組、コノエチナ。 題名、沢山のお仕事の人達の作文は、これでおしまいです。 ありがとうございました。 2025.2.2 初版 羽白深夜子 2025.2.13 更新 羽白深夜子 2025.2.18 更新 羽白深夜子 2025.3.4 更新 羽白深夜子 2025.3.16 更新 羽白深夜子
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